【理学療法士が伝授】高齢者の転倒・その原因と予防策をご紹介!Part1

ロコモティブシンドロームにより引き起こされる高齢者の転倒。

怖いのは転ぶこと自体ではなくて、転んだ時に起こる骨折などです。

まだ高齢者じゃないから…なんて思っていた矢先、転んでしまったときには時すでに遅し…!

転倒してまう原因とは一体何なのか?

そしていつのまにか自分が転倒予備軍にならないような予防策をご紹介します。

転倒の原因

転んでしまったとき。誰もが転ぼうと思って転んではいないはず。

転んだ時に初めて自分の体の衰えを感じますよね。

では具体的にどのようなところが衰えているのでしょうか?

  1. 筋力低下
  2. 身体の感覚の低下(バランスや瞬発力、足底感覚など)

大きく分けてこの2つです。

筋力は20代をピークに、40代から1年で0.5~1%低下すると言われており、80歳になるころにはピーク時から40%ほど低下してしまします。

中でも筋力低下の程度が最も大きいのは脚の筋力です。これは急激に低下するわけではないので、気づかないうちに起こっているという事もありますし、運動習慣がなかった方だと更に筋力低下の程度・スピードは大きいと思われます。

それに伴い、体の様々な感覚も低下していきます。つまづいたときに足を踏み出す瞬発力が低下。

ふらついた身体を元に戻すなどバランス感覚の低下。さらに足底感覚も低下していきますが、これも筋力と同じでゆっくりと低下していきます。

転倒予防のための体操・運動

http://www.vickidoefitness.com/exercise-safe-chemotherapy-patients/

転倒予防に効果的な体操は、低下しがちな脚の筋力を鍛えるようなものがお勧めです。

  1. ラジオ体操のような全身運動
  2. 脚~体幹の筋力強化運動

この2つを効果的に行っていけば、転倒のリスクは随分少なくなると思います。

注意点は、1日やっただけで効果が出るものではないという事です。

毎日少しずつ、無理ない範囲で続けていける方法で行いましょう。

転倒予防をする歩き方

転倒を予防するには歩き方を見直すことも一つです。ポイントをまとめました。

  • 前を見る
  • 背筋・膝を伸ばす
  • 大股で歩き踵から地面に着地する
  • 腕を大きく振る

このような歩き方をしていると爪先が上がり、自然と全身の筋肉も使えて一石二鳥です。

逆に転倒する方の歩き方は、これと正反対の事をしているはずです。

幼児・妊婦

転倒しやすい人の特徴として、幼児や妊婦も挙げられますね。こちらも説明していきましょう。

幼児は、いくら一人で歩けるようになったとはいえ、未発達の感覚が沢山あるためバランス能力も低く、未体験の感覚があればあるほど転倒のリスクは高くなります。

また、大人と決定的に違う事は頭が重いため重心が上の方にあることが挙げられます。

妊婦は、10か月のうちに徐々に大きくなっていくお腹によってまず足元が見えづらくなります。

8か月ごろにもなると重心が随分と前に来るため身体を反らせようとしますが、その状態で足を上げようとすると十分上がっておらず、低い段差でも引っかかってしまう、という事が考えられます。

まとめ

転倒はどのようにして起こるのか、ご理解いただけましたか?

こういっている今現在でも、あなたの身体には筋力低下が起こり始めているかもしれません。

これをきっかけにご自身の歩き方、筋力はどの程度だろうか?と見直してみるのもいいかもしれませんね。

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