【療術師が伝授】ギックリ腰の原因と対処法および改善・予防のためのストレッチ!

brackcat-eyes ドイツ語では、ギックリ腰のことを「魔女の一撃」と言われています。ギックリ腰は、何の前触れもなく訪れたように感じるため、突然魔女に襲われたような感覚になるたることから、このような呼ばれをすることがあるのでしょう。しかし、何事も原因のない結果はありません。ギックリ腰も突然発症したように思えますが決してそんなことはないのです。冷静に、日常の生活を見直してみるとその原因と思われる予兆は必ずあります。今回は実例と共に、ギックリ腰の原因と対処法について解説します。

ギックリ腰の原因は!?

Aさん(事務職)がギックリ腰を発症する前の予兆

female-deskwork

ギックリ腰の患者さんに問診をして集めたデータがあります。そのデータの中からAさんの予兆と思われる症状を書き出してみました。

1)疲れてくると腰が重くなっていた。

2)朝起きる時にも、腰が重くなり、寝腰が痛い時があった。

3)会議が長引くと腰が痛くなり辛いことがあった。

このAさんの場合のギックリ腰の原因は職業からも推量すると、運動不足からくる筋力の低下だと考えられます。

腰が重い原因としては、腰の周辺の血行が悪くなっていることが挙げられます。

また朝起きるとき腰が痛いのは「寝腰が痛い」と言いますが、寝ている時は筋肉が殆ど動かないので血行不良になっているのです。

筋肉が動かない時は血液の循環が悪くなります。だから起床して動き出すと筋肉が動くので血行が良くなり痛みが消えるのです。ギックリ腰はズキンズキンとした耐え難い痛みが特徴です。その痛みを和らげることから始めましょう。

Aさんの症状に当てはまる方は、運動不足からくる筋力の低下により、ある日突然ギックリ腰になってしまう恐れがあります。トレーニングやストレッチ、マッサージを日々行うことが、ギックリ腰を予防する方法と言えそうです。

「筋力の低下」と「骨格の歪み」

骨格は筋肉が支えています。その筋力が低下するとギックリ腰の原因になります。

まず筋力が低下する原因を検証してみましょう。

筋力の低下の原因は老化や、運動不足です。そのことが原因で筋肉が固くなり縮んできます。そうなると筋肉の間を通っている血管が圧迫されます。それで血液の循環が悪くなり筋肉が益々冷えて筋肉が固くなるという悪循環が起こります。これが筋力低下の原因です。

この様に運動不足のみが筋力の低下の原因だという場合は、直ちに筋力アップをと考えます。しかし、長時間限られた姿勢で毎日過ごしていることが多い方は、運動不足だけでなく、骨格が歪んでいる可能性が考えられます。この場合は、まず骨格の「歪み」を治してから、筋力アップを始めないといけません。筋力アップから始めると骨格が歪みを修復するのが難しくなります。

骨格の修復をした後、筋トレを始めるようにして下さい。ギックリ腰の治し方としては、特効薬のようなものではないため、遠回りなように感じますが、根本の原因改善が一番の近道です。ギックリ腰がなかなか治らない方も、根本を改善するために地道に頑張りましょう。

ギックリ腰の根本原因の「歪み」を治すストレッチ

flower-back

次は骨格の歪みを修正するストレッチを紹介します。用意するものは二つ折りにした座布団を一枚です。ギックリ腰を発症していない方は、このストレッチは予防になります。

1)上向きに足(脚)を伸ばして寝ます。

2)両膝を合せて立てます。その立てた膝を左、右とゆっくり倒してみます。倒しやすい方を覚えて下さい。倒しやすい方の膝を気持ちがいいところまで倒して下さい。無理に痛いのを我慢して倒してはいけません。その膝が倒れるところに座布団を置いておきます。それ以上は倒れないようにするためです。

3)大事なことですから繰り返しします。倒しやすい方に倒すことと、気持ちのいい処で止めることです。痛いのを我慢して倒し過ぎないで座布団の処で止めて下さい。

その気持ちいいところで膝に少し力を入れて数秒間静止してタメをつくります。

4)タメをつくり数秒間静止した後、膝の力を一気に抜いて脱力します。この動作を10回位繰り返します。

5)最初に左右に倒してみたように、左と右に倒してみて下さい。その倒れる感覚が同じようになっているかを比べてみて下さい。

6)左右が同じ様に倒れない時は、更に5回位追加をしてください。

ギックリ腰の治し方!なったらまず冷やせ!

rose-ice-pink

もしギックリ腰になってしまった場合のために、初期の手当てについても覚えておくとよいでしょう。

ギックリ腰の初期の手当はまず冷やすことです。

その方法は次のようにします。ビニール袋を二枚重ねにしたものに冷蔵庫の氷と茶匙一杯の塩を入れます。それに適当に水を入れたものを用意します。水はこの氷嚢を腰に当てた時、安定させるために入れます。

1)うつ伏せに寝かしてズキンズキンと痛む処にタオルを一枚敷いて、用意した氷嚢をその上に乗せ急激に冷やします。

2)ズキンズキンと痛むのは患部の毛細血管が切れて、そこに動脈血が流入してくるからです。それが激しい痛みの原因です。

3)患部を冷やすと筋肉が冷えて固くなり傷口が塞がります。

4)急激な腰の痛みは温めていけません。まず冷やすのが鉄則です。

Aさんは発症の直後、お風呂で温めたことを、問診の時に次のように話していました。

  • Aさんの話: 朝、ギクッとなったのですが、動けないほどではなかったのです。それでお風呂に入ったのです。ギックリ腰は温めると良いと聞いたことがありますので・・。

大事なことですから繰り返しますが、ギックリ腰の治し方として「お風呂で温めること」は間違いです。冷やすのです。冷やしていると痛みが徐々に治まってきます。冷やすと痛みが治ってくるのは、冷やされた筋肉が固くなり、毛細血管の傷口が塞がれて動脈血が流入しなくなるからです。三日もすれば痛みがなくなりますから、今度は温めるのです。

sunset-jumping-girls

いかがでしたか?ご紹介したストレッチを根気よく続ければ、骨格の歪みの改善が期待できます。それからジョギングなどをして筋力アップをして、「魔女の一撃」をかわしてしまいましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする