バストはほとんどが脂肪で出来ており、大胸筋を鍛えることとバストアップとは一見関係がないように思えます。
たしかに、大胸筋を鍛えることにより、バストの脂肪が大幅に増える、そんなことはありません。
しかし、「バストアップをしたい!」「ずっと美しいバストでいたい!」そんな方は、大胸筋を鍛えることがバストにどんな影響をあたえるかチェックしましょう!
バストアップに大胸筋の筋トレがいい理由
現代生活は大胸筋を衰えさせ、バストアップの妨げに
日常生活では、大胸筋は使う機会が少なく、衰えがちになっています。
パソコン作業などで姿勢が悪くなり、猫背がちの人はバストやデコルテまわりを委縮した状態で過ごすことから、大胸筋が弱まってしまいます。
大胸筋が弱まることで、胸周りの血流が悪くなってしまい、バストに栄養を十分に届けられずに、バストアップを妨げてしまう恐れがあります。
バストアップにストレッチやマッサージが効果的といわれているのは、血流を良くする働きがあるからです。
バストを支える土台になり、ふっくらバストへ
バスト周りの構造を考えると、骨があり、大胸筋があり、その上に脂肪(バスト)が存在しています。
つまり、大胸筋はバストの土台であり、その土台を鍛えて大きくすることで、バスト自体の厚みを増すことが出来ます。
上向きでハリのあるバストへ
また、バストの土台である大胸筋が鍛え上げられることで、ハリがあって上向きの美しい形のバストを目指すことが期待できます。
垂れてハリのないバストではなく、上向きの美しいバストは誰もが憧れますよね。
クーパー靭帯の負担を軽減して、たれ防止
バストは、クーパー靭帯という、乳腺や大胸筋や皮膚とつながっている、コラーゲン腺維の束に支えられています。
このクーパー靭帯は一度切れて伸びてしまうと元には戻るのが非常に難しいといわれています。
しかし、クーパー靭帯と一緒に胸を支えている胸の筋肉(大胸筋や小胸筋)を鍛えることにより、クーパー靭帯の負担を軽減し、切れてしまう可能性を軽減することが期待できるんです。
これは、バストのたれを防ぎたい全女性に朗報ですね!!
バストアップにおすすめの大胸筋の筋トレ方法①超初心者向け!胸の前で合掌
筋トレなんてほとんどやったことない…運動不足でまずは簡単なものから始めたい…そんな女性にぴったりなトレーニングが、胸の前で合掌ポーズ!
バストアップ合掌ポーズのやり方
- 背筋を伸ばし、胸の前で手を合わせる
- 大胸筋を意識し、ゆっくりと息を吐きながら10秒間強く両掌を押しあう
- 呼吸を止めずに、両手の推し合う力を入れたまま、上下前後左右にゆっくり動かす
- 2と3を3セット程繰り返す
※両手の間に雑誌や本などの分厚いものを挟むことで負荷アップ!
※余裕があったら、手を下向きに合掌するのも効果的でおすすめです!
実際に行ってみると、手を合わせて動かすだけなのに、体がポカポカしてきて、血流がよくなったのを感じることが出来ます。
有名なエクササイズなので、試してみる価値は十二分にありそうですね。
バストアップにおすすめの大胸筋の筋トレ方法②プッシュアップ(腕立て伏せ)
プッシュアップ(腕立て伏せ)のやり方
- 腕を肩幅より少し広めに外に開いて床につく
- 足を伸ばして、つま先だけを床につけて腕とつま先で体を支え、足から首までが一直線になるよう姿勢を整える
- 息を吸いながら、肘を曲げゆっくりと体を深く沈みこませていく
- 床につかないギリギリまで身体を下げたら、そのまま1秒間キープする
- 息を吐きながら、地面を押し上げて元に戻す
- 10~20回×3セット(セットの間に休憩30~60秒)
腕立て伏せのやり方を動画でチェック!
正しい腕立て伏せのやり方や腕立て伏せ初心者がよくやってしまうミスを分かりやすく解説してくれている動画です。
出来ない場合は膝つきor壁でチャレンジ
腕立て伏せが初めての場合、大胸筋にしっかり刺激を与えることが難しかったり、腕が先に疲れてしまったりして、上手くいかない場合があります。
そんな腕立て初心者の方は、床に膝をついて行うのがおすすめです。
膝つきが難しい場合は、壁に手をついて行うやり方にチャレンジしてみて下さい。
壁で腕立て伏せを行うのに慣れてきたら、今度は床で通常通りの腕立て伏せにチャレンジしてい行きましょう!
バストアップにおすすめの大胸筋の筋トレ方法③ダンベルベンチプレス
ダンベルベンチプレスは、ダンベルの重さでしっかり大胸筋に刺激を与えることが出来るため、非常に効果的な筋トレです。
肩甲骨を寄せる動きがあるため、周囲の老廃物を流してくれる効果も期待できます。
ダンベルベンチプレスのやり方
- ダンベルを両手で持ち、ベンチ台に仰向けに寝転ぶ
- 肩甲骨を寄せて、胸を張り、ダンベルが胸の真上にくるように真っすぐ手を伸ばす(両腕の間隔は肩幅くらい)
- 息を吸いながら、ゆっくりと肘を曲げて、上腕と床が平行になるくらいまでダンベルを下ろす
- 大胸筋が十分伸びたのを感じたら、息を吸いながら、再度真っすぐ上に持ち上げる
肩甲骨をしっかり寄せ、顎を引くことがポイントです。
ダンベルを持っていない方は、水の入ったペットボトルでも代用可能ですので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
胸にしっかりと刺激を与えて筋肉痛になったら、効果的なトレーニングができた証拠です!!ハマったらダンベル購入もおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
ポイントをまとめると、
- 大胸筋を鍛えたらバストの脂肪が増えるわけではない
- バストの土台ができることから、バストの厚みやハリが増す
- クーパー靭帯の負担を軽減できることから、たれ防止に繋がる
つまり、大胸筋を鍛えることは、美しいバストを形作るのに役立ち、またそれを保つ効果が期待できるということです。
ぜひご紹介したトレーニングに今日から挑戦してみてくださいね!