このご時世、ランニングの時にマスクをつけるべき?
マスクしながらのランニングって肺活量上がるとか痩せるって噂あるけどホント?
ランニング・ジョギングが日課になっている人、外出自粛を受けて運動不足解消のためにランニングを始めた人に向けて、ランニング時のマスク着用について気になることを解説します。
- コロナ対策としてのランニングエチケット
- ランニング時におすすめのマスクや布
- マスクをつけたときの〇〇効果、本当に効果ある?
コロナ禍でのランニング、マスクや布が必要
こちらは山中教授(京都大学iPS細胞研究所所長で2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞)が2020年4月16日に公開したYoutube動画。
ジョギングジョギング時のエチケットが専門家目線で解説されているのでご紹介します。
point
- 時々の散歩やジョギングは問題ないとされている
- 感染しているが無症状の方の場合、走って大きな呼吸をすると周りにウイルスを撒き散らしてしまう
- 走るときもマスクの着用を推奨
- ランニング時のマスク着用が苦手な方は、布で代用
また、中日新聞によると、
海外の研究では並走する場合は感染リスクが下がり、前後の距離は十メートル離れないと飛沫(ひまつ)を浴びる危険性があるとする報告もある。
こういった情報もあるので、マスクを着用するだけでなく、他のランナーや通行人としっかりと距離を取ることも大切です。
人気のランニングコースを走っている方は、混雑時間も避けるようにしましょう。
Amazonや楽天で買えるランニング・ジョギング用フェイスマスク
ランニング中も、他の人へウイルスを撒き散らさないためにはマスクの着用が必要です。
ただ、マスクをしっかりと着用するとウイルス対策になりますが、口周りにフィットするので息苦しいのがデメリット。
大きな布タイプの製品で口元〜首元を全体的にカバーするものを選ぶと快適に走れます。
※人気で続々と品切れしているので、なるべく早めの購入がおすすめです。画像以外のカラーも選べるのでぜひチェックしてみてください。
Buff(バフ)多機能ヘッドウェア
冒頭でご紹介した動画の山中教授はスペインの多機能ヘッドウェアブランド、Buff(バフ)のものを愛用されています。
価格 | ¥5,060 |
素材 | メリノウール100% |
UVカット | 98% |
ICEPARDAL(アイスパーダル) フェイスガード UVカット 98%
バフ以外にも「ランニングラップ」や「フェイスマスク」、「フェイスカバー」などと検索すると、似たような機能の商品が見つかります。
紫外線が気になる女性にはUVカット効果の付いているものがおすすめです。コロナと紫外線対策が両方できて一石二鳥です。
価格 | ¥1,490 |
素材 | ポリエステル85% ポリウレタン15% |
カラー | ブラック グレー ダークグレー リーフグリーン |
UVカット | 98% |
どんな服装をしていても馴染む黒やグレーかつスタイリッシュなデザインのフェイスマスクです。
もちろん通気性にも優れています。
デザイン性や機能性抜群なのにお値段は1590円!
デザインも機能も価格も譲れない、コスパ重視の方におすすめのアイテムです。
CHARM オーガニックコットン ネックウォーマー
価格 | ¥2,420 |
素材 | コットン100% |
カラー | レッド ライトグレー ダークグレー ベージュ パープル |
UVカット | 99.9% |
フェイスマスクはごくシンプルものか、極端に派手なデザインかの2択が多く、ファッションに馴染みやすいかつちょっとお洒落なものが欲しい方にとっては、なかなかいいと思えるものが見つかりません。
そんな方はこちらの『CHARMオーガニックコットンネックウォーマー』がおすすめです。※ネックウォーマーと名前がついていますが、3wayのアイテムでフェイスマスクとして使用するのも正しい使い方です。
流行の柔らかなパステルカラーでバリエーションも豊富。
お肌に優しいコットン100%、UVカット率は抜群の99%なので、女性におすすめの1品です。
お財布にも優しいので、洗い替えにもう1枚色違いを持っていても良さそうですね。
CCT フェイスマスク クールネック チルチューブ 2〜3枚セット
走る時の不快感を出来るだけ無くしたい、熱中症対策を重視する方は、これからの暑い時期に重宝する冷却機能つきタイプのものがおすすめ。
濡らして固く絞ってパッと広げるだけで冷感効果が得られる優れものです。
価格 | ¥3,680/2枚 [¥1,840/1枚] ¥5,280/3枚 [¥1,760/1枚] |
素材 | ポリエステル100% [消臭糸”ムッシュ”使用] |
カラー | ペイズリーイエロー ペイズリーグリーン ライトグレー |
少し割高にはなってしまいますが、チルチューブフェイスマスク1枚1980円の単品売りもあります。
ランニング時のマスクの効果の噂①ダイエットに良い?痩せる?
ここからはランニング時にマスクを着用したときの効果についてお話します。
まずはじめに気になるのが「ダイエット効果」!
マスクしながら走ると痩せるって聞いた!
こんな噂について、本当なのかどうか確かめていきましょう。
顔痩せは出来ない
顔に汗をかいて部分痩せさせる目的として、ランニングの時にマスクを着用されている人がいます。マスクをつけてランニングをすることは、顔の部分痩せに効果があるのでしょうか?
答えは「いいえ」です。
残念ですが、顔の一部分だけ痩せることは出来ません。
脂肪を一部分だけ消費するという方法はなく、体全体の脂肪が消費されていきます。脂肪の消費とは、全体のエネルギーとして脂肪を利用したということなのです。
汗をかいた部分の脂肪だけを消費させているわけではありません。そのため、顔の一部分だけを痩せさせるのはできないのです。
体全体のダイエット効果もない
部分痩せに効果がなくても、体全体のダイエット効果はあるのでしょうか?
汗というのは、上昇した体温をさげるために出るものです。
脂肪の燃焼とは直接関係ありませんが、実は、汗をかくのにもエネルギーが使われます(=カロリーが消費される)。
カロリーが消費されるということは、ダイエットの効果は少なからずあるということです。しかし、この場合の消費カロリーは、せいぜい数十kcalの消費にしかなりません。
ランニング後に、大幅に体重が減っているというわけではないのです。ごくわずかな効果はあると考えられますが、効率は良くないでしょう。
以上のようなことから、ダイエットの目的のためだけにマスクをつけてランニングをすることはおすすめしません。
ただ、マスクをつけていることでいつもより顔に汗を多くかくことができ、老廃物を流すことが出来るので、美肌効果は多少期待できます。
ただし、清潔なマスクを着用し、ランニングを終えてすぐに洗顔をしましょう。
マスクを使い回したり、汗をかいて洗顔をしないままでいると菌が繁殖し、逆効果です。
ランニング時のマスクの効果の噂②肺活量が上がる?
一流ランナーはマスクをすることでランニングを高負荷にしてるらしいけどホント?
ランニング時にマスクをつけていると、肺活量は上がるんでしょうか?
酸素が薄い場所でやるトレーニング、高地トレーニングと言われるトレーニング方法があります。
ランニング時の酸素の摂取量を抑えることが、この、高地トレーニングと同じような効果があると期待されているのです。だから、ランニング時にマスクを着用することが、肺の機能向上に繋がるのです。よって、肺活量が上がる効果はあると言えるでしょう。
ただ、マスクをつけてランニングをすると、ペースが乱れる可能性があります。いつもなら楽なペースでも、息苦しさでペースを乱してしまうのです。
肺活量が上がる効果の期待はできますが、それを目的にして、マスクを着けてランニングをするのはおすすめはできません。あくまでも、相乗効果としてのお話です。
肺活量が上がる効果はあると言えますが、無理がないよう、自分のペースで走るようにしましょう。
ランニング時のマスクの効果の噂③花粉や排気ガス対策に良い?
マスクは、空気中に混じっているほこりやチリ、その他不純物から守る目的で使用するものです。ですので、花粉や排気ガスにはかなり効果があります。
ランニングをすると、普通の時よりたくさん息を出し入れします。そのため、花粉や排気ガスなどを吸い込む確率が高くなります。
走る距離が増えるとなおさらです。花粉や排気ガスに対策としては、かなり有効なものです。ただし、花粉症の対策としては、完全というわけではありません。
花粉は、鼻や口からだけではなく、目からも入ってきます。もし、完全な対策がしたいのであれば、花粉症対策のメガネも併せて使用すると良いでしょう。
もちろん、排気ガスやPM2.5などにもメガネは有効なので、気になる方には両方の着用をおすすめします。
ランニング時のマスク着用まとめ
- 他の人に移さないためにランニング時のマスクは必要
- ランニング時のマスク着用が苦手な人は布で代用
- マスクをつけてのランニングはダイエット効果はなし,花粉や排気ガス対策には効果あり,肺活量が上がる効果あり
マスクをつけてランニングをするのは、悪い事ではありません。
でも、ダイエットや肺の機能を向上させるなど、本来の走る目的以外のことだけに重点を置くのは良くありません。
マスクとは、本来「守る」ものです。紫外線や花粉から肌を守る、身を守る、そういった守るものとして活用しましょう。
また、実際に走ったことがある方ならわかるかと思いますが、普通の使い捨てマスクで走るには少し注意が必要です。
汗で濡れたマスクは肌に密着します。鼻で呼吸をしようとすると、汗で濡れたマスクが鼻を塞いでしまうのです。少し外して乾かすか、呼吸を整えてから走るようにしましょう。
なるべくランニング用に開発されたマスクの着用がおすすめです。
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