冷え性を改善する手段の1つとして、筋トレをして筋肉量を増やすという方法があります。
- 勉強や仕事に集中できない
- 夜寝つけない
- お腹が冷えてトイレが近くなる
- 冷えが気になり外での行事が楽しめない
などなど、何かと困る冷え性ですが、自分の努力で改善するならチャレンジしてみたいと思いますよね。
筋トレをすると冷え性が改善される理由と、初心者でも出来るおすすめの筋トレ方法をお届けします!
筋トレで冷え性が改善する理由
冷え性改善に筋トレがおすすめなのは「筋肉量が増えて体温が上がるから」「毛細血管が増えるから」といった理由があるからです。
筋肉量が増えて体温が上がるから
筋トレをして筋肉量が増えると冷え性が改善する理由は、「体温が上がるから」。
体温を作り出すのは、主に骨格筋(通常私たちが「筋肉」と呼んでいるもののことです)。全体の熱のおよそ60%が骨格筋で作り出されていると言われています。
つまり、筋トレをして筋肉量が増えると、その分生じる熱も増えるというわけです。
とある研究でも、筋肉量が多い方が冷えにくいことが分かっています。
太っている人・痩せている人・筋肉がある程度ついている中間の体型の人の中で、どの体型の人が冷えを感じやすいか?という実験内容でした。
結果は、太っている人と痩せている人が冷えを感じたのに対して、筋肉がついている人はあまり冷えを感じませんでした。
脂肪は多すぎても少なすぎても冷えを感じてしまいますが、痩せていても筋肉がついていると冷えを緩和することができるのです。
毛細血管が増えるから
筋トレは、体温が上がり基礎代謝を高めるだけでなく、毛細血管を増やすこともできます。これにより、手足など体の末端の血行が良くなって冷え性が改善されます。
毛細血管は年齢とともに減少するので、手足など末端の冷えに繋がってしまいます。もし「昔よりも手足が冷えるようになった」と感じているなら、毛細血管の減少が原因かもしれません。
冷え性を改善する筋トレメニュー
冷え性改善のためにおすすめな筋トレは「下半身の筋トレ」で、中でも1番おすすめは「スクワット」です。
下半身は全身の筋肉の7割が集まっています。そのため、下半身を鍛えると、全身の筋肉量を効率よくアップさせることが出来ます。
したがって、冷え性の体質改善には下半身を中心とした筋トレがおすすめです。
スクワット
下半身の筋トレといえば「スクワット」。
スクワットでは太ももの前の部分である「大腿四頭筋」、太ももの裏「ハムストリングス」、お尻の「大臀筋」などを鍛えることができます。いずれも大きな筋肉なので効果は絶大です。
どのトレーニングでも、正しいフォームで行うことが大事です。正しくできているかどうかでは、効果が全然違います。
また、間違ったフォームでのトレーニングは怪我の原因になるので、動画でやり方をマスターしましょう。
カーフレイズ
ふくらはぎのトレーニングです。カーフレイズのトレーニングは基本的につま先立ちになることです。バランスを崩さないように、姿勢に注意しましょう。
- 壁や椅子に手をつき、背筋を伸ばして立つ
…寄りかからないようにしましょう - バランスをとりながら、つま先立ちになるようにゆっくりとかかとを上げる
- ゆっくりとかかとを下ろす
- 15〜20回×3セット繰り返す
まとめ
以上、冷え性を改善する筋トレについてお届けしました。
一度にいろいろやるのは大変ですが、筋トレ1種目だけからでも始めてみませんか?
下半身の筋トレには、冷え性改善効果だけでなく、ダイエット効果もあります。
冷え性の原因でもあるただ細い体型だけではなく、引き締まった抜群のスタイルを手に入れることが出来るでしょう。
冷え性改善とスリムアップ、一度に体感できる筋トレは、2つを目指す人にとってはよりもってこいのトレーニングです。筋トレを継続することで、ぜひ一石二鳥の体験をしてみてください。
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