TwitterなどのSNSで大流行した「足パカ」。実際のところ、ダイエットに効果的なのでしょうか?
SNSでは、影響力のある人の情報が一気に拡散され、その人発信の情報は絶対に正しいと信じてしまう人が多いです。そのダイエット方法が本当に自分にあっているのか、本当に効果的なのかをまったく考える機会がありません。
もちろんすぐに取り入れるのはとても良いことです。しかしもし効果がなかったら、もっと他に効果的な自分にあったダイエット方法があったら、一生懸命費やしたその時間ってもったいないですよね。
SNSで大流行の足パカが本当に効果的なのか、今回は徹底的に紹介していきます!
足パカとは?基本のやり方
「足パカ」とは、寝転び、足を天井に向かって伸ばし、その体勢のまま、足を開いたり閉じたりするエクササイズです。
足パカの基本のやり方
- 仰向けに寝る
- 脚をまっすぐに伸ばし、真上に直角に足をあげる
- そのままの状態で、開脚する
- 閉じたりを繰り返し行う(開いて閉じて1回です)
開くときに息を吸い、閉じるときに息を吐きましょう。
10回を1セットとし、3~5セット行いましょう。回数を目標にするのではなく、ゆっくり行ってキツくて限界~!と
短時間でできますし、とても簡単な動作ですね。これだけでダイエットの効果を得られるのはとても嬉しいですよね。
それでは、足パカの効果は一体どんなものがあるのかチェックしていきましょう!!
足パカの効果・消費カロリーは?
足パカの効果は、内転筋が刺激されることによって、筋肉が鍛えられ、内ももが引き締まることです。
内ももが引き締まることによって、太ももの周囲がサイズダウンしたという効果を得られた方もSNS上で多く見られるようです。
もちろん、途中でやめたりすると効果がなくなってしまい、元通りになってしまうので続けるようにしましょう。
気になる消費カロリーですが、足パカを100回すると20kcalの消費になるようです。(キャラメル1粒が約17kcal)
足パカはなぜ効果的といわれている?
効果はさきほどご紹介した通り、内転筋に刺激を与えられることと、多少の有酸素運動になることです。みんながみんなこぞってやるほど、劇的効果の出るとエクササイズとは考えにくいです。
Twitterで「足パカ」と検索すると、多くの方が足パカに挑戦していることが分かります。SNSで有名な方が「効果が高い」とツイートしたことが発端だと考えられます。
Twitterで「足パカ 効果」と検索すると、効果を感じている方はもちろんいらっしゃいますが、同時に効果が出ないという方もいらっしゃいました。
SNSの情報を鵜呑みにするだけではなく、自分にとって最適なトレーニングは何なのかをしっかり判断したうえで、トレーニングに取り組みたいものですね。
足パカのメリットとデメリット
では、足パカのメリットやデメリットについて紹介していきます。みなさんそれぞれの目的によって、足パカトレーニングが最適なエクササイズかどうか考えていきましょう。
足パカのメリット:無理なく簡単にできる/内転筋を刺激できる
足パカのメリットといえば、なんといっても「無理なく続けられるところ」です。動作も簡単ですし、「キツすぎて辛い…」と思う方は少ないはず。
難しいエクササイズやキツい運動が続かなかったという方にはもってこいのトレーニングなのではないでしょうか?「続けられないよりはやった方がマシ」と考える方向けです。
多くの女性が気になっている、内ももの筋肉を鍛えることで、あのなんともいえない太もものむちむち感を回避することが期待できます。
足パカのデメリット:効率的ではない
他の有酸素運動や筋トレに比べて、足を開閉させて行なうトレーニングなのでさほどキツさを感じないことがメリットでしたね。
しかし、高いダイエット効果を期待して行っている方にとってはどうでしょう。足パカの消費カロリーはたったの20kcalです。
内転筋を効率的に鍛えるという観点からいっても、足を開閉させる簡単な動きでは多くの刺激は与えることが出来ません。
簡単に続けるのが目的なのか、より高いダイエット効果を効率的に得るのが目的なのか、を考えてから、取り組みたいものです。
慣れたら挑戦したい!効果の高い足パカのやり方
次は、より効果の高い足パカのやり方について紹介していきます。
・足を開いて閉じるのではなく、足を開いてそのまま閉じるのではなく、クロスさせてから閉じるようにする
・ゴムのチューブを使って足パカする
これは足のくるぶしに結んで開いたり閉じたりすることによって、さらに足の筋肉を使うことができます。
30日間足パカダイエットを行った方、「だんだん足パカに慣れてきてしまって効果がないように感じてくる」といった意見も見られます。
足パカを始めた当初よりも筋肉がついたことにより、通常の足パカでは負荷が足りなくなってしまい、実際に最も効果的な運動ではなくなってしまっていることが考えられます。
そこで、上記のように新たな負荷を加えて行なうとアクセントがついてさらに効果が増すようです。
それでも物足りなくなってくる方はいらっしゃると思います。そんな方は足パカを継続するよりも、しっかりとした筋トレを行う方が効果的かと思います。下半身を中心に引き締めたい場合はスクワットがおすすめです。
効率的に内転筋を鍛えたい方におすすめの筋トレ
足パカは、簡単に出来るけど最も効率的な手段ではない…ということを知って、もうちょっとキツくてもいいからもっと効率的な筋トレがしたい!!と思った方はいませんか?
「ハードすぎないけど足パカよりはキツくて効果が高い!」そんな筋トレを紹介します!
サイドライイングヒップアダクション
- 床に横向きに寝そべり、下側の手で頭を支える
- 上側の足を、膝を曲げて床につける
- 下側の足を、膝を伸ばした状態でゆっくりと上に持ち上げる
- 持ち上げた足をゆっくり下げる
- 複数回行ったのち、反対の足でも同様の動作をする
回数の目安は10~20回×3セットです。
効果を出すために最適な回数は個人差があります。回数はあくまで目安で、ご自身がきちんと筋肉を限界まで追い込む回数になるように心がけましょう。キツいと感じてから、+2~3回踏ん張れると◎
ライイングチェアヒップアダクション
上記のライイングヒップアダクションがキツすぎて数回もできない…そんな方は、上の足を高さのある所において行う、ライイングチェアヒップアダクションがおすすめです。
足パカは本当に効果的なのか?まとめ
いかがでしたでしょうか?
足パカのメリットは、難しい動作がなく、簡単に内転筋に刺激を与えられるエクササイズであること。
ハードなトレーニングが出来そうにない!ゆっくりでいいから効果を出したい!という方にぴったりなエクササイズでしたね。
逆に、もう少しキツくてもいいから足パカより効果の高いトレーニングをしたいという方は、ご紹介したヒップアブダクションにチャレンジしてみてください。
自分に合ったエクササイズで、理想のボディを手に入れていきましょう!
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