プールつきのジムに気合をいれて通い始めたみなさん。ふつふつとこんな疑問が湧いてきませんか?
「プールと筋トレってどっちを先にやるべき?!」
実は、順番が違うだけで、せっかく魅力的なボディのために行っているトレーニングが台無しになってしまう…なんて悲劇が起こる可能性があるんです。
今回は、筋トレとプール、どちらを先にやるべきなのか、理由も合わせてご紹介します!!
ただ順番を覚えるだけでなく、合わせてその理由も知っておくことで、これからのトレーニングで応用できます◎
筋トレが先で、プール(水泳)が後の順番が断然おすすめ
結論から言うと、筋肉を育てたい方、引き締まったボディになりたい方に、断然おすすめなのは、「筋トレが先で、プールが後」という順番。
無酸素運動である筋トレと、有酸素運動である水泳は、実は行う順番によって体へ及ぼす影響が異なるからです。
筋トレ→水泳の順番がダイエットに最適
エネルギーについて
筋トレは無酸素運動、水泳は有酸素運動です。筋トレはおもに糖質をエネルギーにします。
有酸素運動は、グリコーゲン(糖質)と脂肪がエネルギーです。はじめは筋肉内にたくわえてあるグリコーゲンや血中の糖質がおもに使われ、次第に血中の脂肪を利用する割合が多くなっていきます。
個人差はありますが、有酸素運動を始めて20分ほどで脂肪の方がより使われるようになっていき、長時間の有酸素運動は脂肪燃焼効果が高いことが分かります。
成長ホルモンの分泌
筋トレをすると成長ホルモンの分泌量が増加します。それによって、脂肪燃焼率があがります。この成長ホルモンの中には、脂肪分解を活性化させる酵素が含まれていて、それが脂肪燃焼を促すからです。
したがって、筋トレで成長ホルモンの分泌量を増加させ、脂肪燃焼率が上がっている状態で、そのあとに脂肪燃焼効果のある有酸素運動を行うことで、より効果的なダイエットが期待できます。
リラックス効果
筋トレ後に限りませんが、水に浸かることはリラックス効果が高いと言われています。
身体全体が負荷から解放され、ふわふわと浮かぶことで、セロトニンという脳内の神経伝達物質が分泌されます。
別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、人間の心の安らぎのために重要な役割をします。
日々お仕事や勉強で疲れている皆さん、筋トレ後のプールで美しい筋肉と癒しのひと時を手に入れてみてはどうですか?
「水泳が先で、筋トレが後」はダメ?
筋肥大を目的としている男性、キュッと引き締まったメリハリボディを目指す女性は、「水泳が先で、筋トレが後」はNGです。
有酸素運動と無酸素運動の順番は目的によって最適な順序が変わります。
有酸素運動を先にすると、筋トレで必要なエネルギーの糖質が先に使われてしまいます。
その後、筋トレをするとなると、身体は足りないエネルギーを筋肉から得ようとします。せっかく筋トレをしているのに、筋肉が分解されてしまう状態(カタボリック)になってしまいます。
筋肥大を目的とするなら、やはり筋トレ→有酸素運動の順番がおすすめです。
ただ脂肪を燃焼させることだけを目的とする場合は有酸素運動のみでも達成できますが、程よく筋肉の付いたメリハリボディを作りたいというのであれば、筋トレ→有酸素運動の順で行うのがおすすめです。
この順番の方が筋肉がつきやすいといえるでしょう。
運動後は必ず栄養補給
筋トレ後は、筋肉を作るために、栄養補給を欠かさないようにしましょう。
筋トレ後に筋肉を作るための栄養をしっかり補給することで、筋トレの効果を最大限にすることができます。
プロテインがメジャーですが、豆乳やブロッコリーなどもおすすめです。
また、都合上どうしても、有酸素運動が先になってしまう場合は、有酸素運動の後にプロテインで栄養補給をし、1時間ほど空けてから(栄養を吸収させるための時間)、筋トレを行いましょう。
「筋トレが先で、プールが後」を守ろう
筋トレと水泳、どちらを先にやるべきかご紹介しました。
筋トレ→水泳は、筋肉を程よくつけた引き締まった体を目指すという観点からいうと最適です。
必ず、どの場合にもこの順序が良いというわけではなく、自分の目的に沿って柔軟に対応させていきましょう。
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